日時 8月15日 午前11時30分開式
※ご参拝の皆様には、お土産をご用意しております。
このたび、まごころ霊堂の大祭壇がリニューアルされました。
幅四間(約7.2メートル)の大祭壇には、金色に輝く十六尊の観音像が奉納され、荘厳でありながら、温かな祈りの空間が生まれました。その姿は、訪れる方々に深い安らぎを与え、静かにご自身の心と向き合うひとときをもたらしてくれることでしょう。
観音様の「観音」とは、文字どおり「音を観る」と書きます。
ここでいう「音」を、私たちの心の奥から湧き出る「本音」と考えてみてはいかがでしょうか。
つらいこと、悲しいこと、そして、うれしいこと。
皆様は、ご自身の本当の思いを、素直に表すことができているでしょうか。
世間体や家族関係、人間関係など、さまざまな事情によって、本音を表しにくい時代になっています。観音様は、私たちの心の声に耳を傾け、共に泣き、共に笑い、いつもそばに寄り添ってくださる仏様です。
相手の本当の気持ちを知ろうとすること。
そのために必要なのが、相手を思いやる「まごころ」なのです。
十六尊の観音様は、それぞれ異なるお姿をされ、それぞれの役目をお持ちです。
大きさの違い、手にしている物の違い、お姿の違いなど、さまざまな特徴に気づかれることでしょう。私たち人間も同じです。一人ひとりが異なる個性を持ち、それぞれに大切な役割と使命があります。
だからこそ、「天上天下唯我独尊」。
これは、自分だけが偉いという意味ではありません。世界にたった一人しかいない自分自身の命は、かけがえのない尊い存在である、という教えです。そして、それは自分だけでなく、すべての人の命が等しく尊いということでもあります。
お盆のお参りの際には、ぜひ大祭壇の十六観音様にも手を合わせ、静かにご自身の心の声に耳を傾けてください。
令和8年7月吉日
まごころ霊堂
住職 吉田和真